やさしい石けんの作り方
丸菱石鹸のコールドプロセス製法
「やさしい石けん」は、株式会社Hug FACTORYのオリジナルレシピにより、神戸の老舗石鹸メーカーの丸菱石鹸株式会社が、ひとつひとつ丁寧に手造りしています。ここに、そのコールドプロセス製法をご紹介いたします。
生の油から、火を使わずに、油そのものと苛性ソーダの化学反応熱だけで石鹸を精製して行きます。原料の油に含まれる保湿成分などの栄養分を豊富に残した贅沢な石鹸に仕上がります。
使用感を上げるためには、しばらくの熟成が必要です。
油や配合物の性質を見極め、素材の持つ特徴を最大限に活かせる複雑で細かい配合レシピを作り出し、職人の技でレシピ通りに正確に作って行きます。
1.原料の仕込み
先ずはじめに、使用する油や苛性ソーダ、配合物などの原料をレシピ通り0.01gまで正確に量り用意します。
2.温度調節
苛性ソーダを水に溶かしながら、油の温度を上げて行き、共に適温になるよう調節して行きます。
3.鹸化撹拌
次に、撹拌機(かくはんき)で混ぜ込んで行きます。
4.型枠への流し込み
粘りが程よく出たら撹拌を止め、型に流し入れてゆきます。この状態で石鹸が固まるのを待ちます。
5.石鹸カット その1(板引き)
固形化した石鹸を台に乗せてカットして行きます。大きな石鹸のブロックを、各商品サイズに合わせて棒状にします。
(寸切り)
6.乾燥
棒状に裁断した石鹸を、いったんパレットに入れます。注意深く経過を観察しながら乾燥させて行きます。
7.石鹸カット その2
各商品の販売サイズに合わせて石鹸を裁断します。
8.包装
検品を何度も繰り返しながら一つひとつ手作業で包装して行きます。
9.商品完成
包装された石鹸に帯紙を巻き、「やさしい石けん」の完成です。